弾道証拠

薬莢には、深さが1ミリに満たない撃針痕、遊底痕、蹴子痕が残ります。弾丸には陽線・陰線の痕が残ります。弾痕には、着弾したときの角度が残ります。いずれも形状ですが、その多くはいまだに写真で記録されています。

3Dスキャンは、薬莢と弾丸の形態を作業台で精度0.005 mmで、弾痕をその場で最大0.1 mmで記録します。計測でき、再現でき、取り扱いは最小限です。

事件に関する機微な情報は不要です。

銃撃現場で車両の弾痕をスキャンするArtec Leo 3Dスキャナー
要約

銃器・弾道の証拠はどのように3Dで記録するのですか

薬莢と弾丸は、その形態を記録するために、自動デスクトップ型スキャナーで精度0.005 mm、解像度0.04 mmでスキャンします。弾痕はその場で最大0.1 mmで取得し、弾道の検討のために現場に位置合わせします。

  • 薬莢を0.005 mmで撃針痕の形状と痕跡の配置を、計測可能な形態として記録します。
  • 取り扱いを最小限に回転はターンテーブルが行い、対象物が接している面は2回目の設置で取得します。
  • 弾丸を形状として計測陽線・陰線の幅をモデル上で計測します。細かな条痕は、引き続き比較顕微鏡で扱います。
  • 弾痕を位置のままに各弾痕を室内の位置に配置し、弾道の検討に備えます。

薬莢、弾丸、弾痕のいずれにも形状データが必要な理由

銃器の比較は、深さが1ミリに満たない痕跡に依拠します。薬莢上の撃針痕、遊底痕、蹴子痕、排莢子痕、そして弾丸上の陽線・陰線の痕です。比較顕微鏡の下では、それらは1つの照明角度では見え、別の角度では消えます。そして写真に残るのは、選ばれた角度だけです。

Artec Micro IIは自動ターンテーブル上で、薬莢や弾丸を最大0.005 mmの精度と0.04 mmの解像度で記録します。対象物が接している面は2回目の設置で取得します。これにより、撃針痕の形状や陽線・陰線の幅といった形態が得られ、2人目の検査者が同じファイル上で再計測できます。異同識別に用いるマイクロメートル単位の痕跡は、引き続き比較顕微鏡や専用の3Dトポグラフィーシステムの領域です。同じ作業台は、同じように工具痕の比較にも使えます。

弾痕は現場に残ります。Artec Leoは弾痕1か所を数分で、最大0.1 mmで、その場で記録し、室内のスキャンデータがそれに計測された位置を与えます。これが銃撃現場の再現への入力になります。こうして薬莢、弾丸、弾痕は1件の事案から得られる3つのファイルになり、新たな銃器や新たな仮説も同じデータ上で検証できます。

ワークフロー全体

証拠物件は作業台へ、弾痕はその場で。そして現場のスキャンデータが両者を結び付けます。

  1. 1. 回収して記録する薬莢と弾丸は袋詰めして記録します。現場のスキャンデータが、それぞれがどこにあったかを記録します。
  2. 2. 薬莢を作業台でスキャンするデスクトップ型スキャナーで精度0.005 mmで記録します。撃針痕、遊底痕、蹴子痕の形態です。
  3. 3. 弾丸を作業台でスキャンする陽線・陰線の痕を形状として記録します。回転はターンテーブルが行います。
  4. 4. 比較疑問資料と対照資料を形態と寸法について照合します。2人目の検査者が再現できます。
  5. 5. 弾痕をその場でスキャンするハンドヘルドで1か所あたり数分、最大0.1 mmで、プローブを差し込む前、補修が入る前に記録します。

この用途に適したスキャナー

まず作業台、次に現場です。

Artec Micro IIデスクトップ3Dスキャナー

Artec Micro II

最適な用途
薬莢と弾丸
3D点精度
最大0.005 mm
3D解像度
最大0.04 mm
スキャン
デスクトップ型、全自動ターンテーブル
対象物のサイズ
最大200 × 200 × 150 mm

Micro IIは自動ターンテーブル上で、薬莢や弾丸を0.005 mmの精度と0.04 mmの解像度で記録します。撃針痕の形態と陽線・陰線の幅を形状として記録し、対象物が接している面は2回目の設置で取得します。

Artec Leo 3Dスキャナー

Artec Leo

最適な用途
壁や車両の弾痕
3D点精度
最大0.1 mm
3D解像度
最大0.2 mm
スキャン
ワイヤレス、画面と処理機能を本体に内蔵
取得速度
最大毎秒3,500万点(HD Mode)
標準的な所要時間
弾痕1か所を数分で

Leoは弾痕1か所を数分で、最大0.1 mmで、ケーブルもノートPCもなしに記録するため、操作者は車両の周囲を自由に動けます。HD Modeは濃色の塗装や薄い縁で役立ちます。

薬莢と弾丸を計測可能な形状として記録する流れをご覧ください。銃器鑑定部門向けのデモをご予約ください。

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実務者からよくあるご質問

スキャンは比較顕微鏡に代わるのですか

いいえ。スキャンが加えるのは計測可能な形態です。撃針痕の形状や陽線・陰線の幅などで、2人目の検査者が同じデータ上で再計測できます。異同識別に用いるマイクロメートル単位の痕跡は、引き続き比較顕微鏡や専用の3Dトポグラフィーシステムの領域であり、結論も引き続き検査者が下します。

薬莢上では、どれほど細かい痕まで判別できますか

Micro IIは0.005 mmの精度と0.04 mmの解像度を明示しています。撃針痕の形態や陽線・陰線の幅を捉えるには十分です。異同識別に用いるマイクロメートル単位の個別の痕跡は、引き続き比較顕微鏡や専用の3Dトポグラフィーシステムの領域です。

光沢のある真鍮や銅もスキャンできますか

研磨された金属は、光学式スキャンにとって難しい対象として知られています。デモの際に、同等の真鍮や銅の対象物をMicro IIでスキャンする様子をご確認いただき、実際の事件に使う前にバリデーションを行ってください。

弾痕そのものはどうなりますか

弾痕はLeoでその場で取得し、室内のスキャンデータによって現場内に配置します。弾道の検討、すなわち角度、ロッド、射手の位置への線については、銃撃現場の再現のページで扱います。

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